季節の変わり目やちょっとした環境の変化で、赤みやかゆみが出やすい「超敏感肌」。
40〜50代になると、ホルモンバランスや肌の回復力の低下も影響して、今まで使えていた化粧品が急に合わなくなることもあります。
では、超敏感肌の方が日常で安心してできるお手入れとは？
本記事では、超敏感肌の方が気を付けるべき自宅でのケアの方法をわかりやすくご紹介します。
敏感肌になる主な原因
① 肌のバリア機能の低下
健康な肌は「角質層の水分」と「皮脂膜」によって外的刺激から守られています。
しかし、加齢や乾燥、間違ったスキンケアでバリア機能が弱まると、ほんのわずかな刺激にも敏感に反応してしまいます。
② 乾燥
肌の水分量が減ると、角質層にすき間ができて外部刺激が侵入しやすくなります。
秋冬の乾燥や冷暖房の影響で、敏感肌が悪化しやすいのはこのためです。
③ 紫外線
紫外線は肌の細胞を傷つけ、炎症やメラニン生成を引き起こすだけでなく、バリア機能を低下させます。
「夏だけの問題」ではなく、1年中の紫外線対策が重要です。
④ ホルモンバランスの変化
40〜50代は女性ホルモンの減少により、肌の潤いを保つ力が弱くなります。
その結果、ちょっとした環境の変化でも赤みやかゆみが出やすくなります。
⑤ ストレス・生活習慣の乱れ
睡眠不足や偏った食事、ストレスは自律神経やホルモンに影響し、肌の回復力を下げます。
結果として、敏感肌の悪化につながります。
⑥ 外的刺激
●強い洗浄力のクレンジングや洗顔料
●頻繁なピーリングやスクラブ
●合わない化粧品の使用
これらも肌の負担となり、敏感肌をつくり出します。
敏感肌は「もともと肌が弱いから」だけではなく、
生活習慣や環境、加齢による変化が積み重なって起こります。
つまり、原因を知って日常のケアを見直せば、揺らぎにくい肌を育てていくことができます
自宅ケアで気をつけたいこと
１．洗顔は“落としすぎない”
敏感肌にとって、洗いすぎは大敵。
ミルクタイプやジェルタイプのクレンジングを選び、手のひらでやさしく包み込むように洗いましょう。
ダブル洗顔不要のタイプを使えば、摩擦や刺激をぐっと減らせます。
２．保湿は「バリア機能を守る成分」を選ぶ
肌を守るカギは、バリア機能を整えること。
セラミドやヒアルロン酸、ワセリンなどシンプルで刺激の少ない保湿成分がおすすめです。
化粧水はコットンよりも手でじっくり押さえ、やさしく浸透させましょう。
３．紫外線対策は“低刺激で十分に”
紫外線は敏感肌にとって大きな負担。
日焼け止めは紫外線散乱剤（ノンケミカル）を使用した低刺激タイプを。
日常使いならSPF20〜30程度でもしっかり守れます。
４．生活習慣で肌を支える
●睡眠のリズムを整える（23時までの就寝が理想）
●発酵食品や食物繊維で腸内環境を整える
●ストレスは敏感肌を悪化させるため、深呼吸や軽い運動でリセット
５．避けたい習慣
●アルコール入り化粧品
●強いピーリングやスクラブ
●熱すぎるお湯での洗顔や入浴
まとめ
超敏感肌のケアは「攻める」よりも「守る」ことが基本。
やさしいケアでバリア機能を育てながら、揺らぎにくい肌へと導いていきましょう。
また、自宅ケアで守るだけでなく、サロンでの血行促進や深層ケアを組み合わせれば、さらに安心して肌力を底上げできます。
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このコラムを書いた人
福岡県小郡市のフェイシャル＆痩身エステサロン ミューズ代表エステティシャン花田 亜由美
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- 日本エステティック業協会：AEA上級認定エステティシャン
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